「…幸村は、…不思議だ、と思って…だな」
「儚い、というのかな」
「……す、すまん。その、幸村が昨日、ここでこうしていたのだ」
「空気が違う、って言ってましたかね。あいつの世界に、声をかけて割って入るのが怖い、とか。…武田の頃の話ですがね。まぁ、今もたぶん変わらんでしょう」

そこに、幸村の倒れる姿があった。

「 明 晰 夢 と S a l a m a n d e r 」
A5/オフP52/三成×幸村/500円/サンプル

秀吉の天下のもと、春になって連日行われる宴の中、酒に強くもなく、こういった場が苦手な三成はすっかり嫌気がさしていた。
逃げるように外へ出てみれば、桜の木の下に幸村が一人。
桜と幸村との対比に目を奪われて、声をかけられずにいた三成はその時から妙な夢を見るようになる。

みたいな話です。
延々とからまわってる三成と、なんかよくわからないけど三成がおかしくなってて被害者な幸村。といったら元も子もない感じですが、平べったく言うとそんな感じの話。表紙からわかりますように3設定です。

素敵表紙はゆのさんにお願いしました!ありがとうございます!