「だが幸村が処刑されるのを黙って見ている信玄公ではないぞ」
(誰が遠呂智の望みなど、叶えてやるものか!)
「永劫繋ぎとめて幽閉するしかなかったそちら方に言われたくないな。我らはやる時はやるぞ」
「あなた一人で解決しようなどと思わない事です。くれぐれも」

これを菩提の種と思ひ定めざらんは、口惜しかりき次第ぞ

下天 後編
A5/表紙FC/P68/無双OROCHI、三成×幸村前提 伊達政宗本(戦国勢遠呂智軍)/サンプル/500円

2009年の夏もしくは9月の大阪恐惶謹言で出した「下天」の続き。この本で完結です。
再臨で政宗が遠呂智の天下にこだわってる理由とか、幸村に対してだけなんだあんな風なのか、とか、慶次の事とか、そのあたりを…頑張って掘り下げた、と思います。
メインの主人公は兼続です。兼続から見た政宗の事や、慶次、幸村、三成、遠呂智のあたりとか。
OROCHI本なので、ベースは2です。戦国勢の関係性も当然ながら2遵守。
今回も幸村がかなり…なんだ、いろいろ、中心にいるんですが、これも一応みつゆき前提ですが、そこまで濃くはないです。前編と同じくらいだと思われる。
関係設定も一応、政宗と兼続・政宗と幸村・兼続と慶次・慶次と政宗のあたりはうちのサイトのものに共通したレベルで意識しあってるかんじです。たぶん。

表紙は、前編から引き続き「zeque」の藤井さんにお願いしました。
発行の関係で細かいとこ直してもらったりいろいろしました。ありがとう!