その日は、自分という人間の矮小さを知った日だった。
「今更一人になろうと構わぬ!俺一人ででも、秀吉様の残したこの豊臣を守る!誰の助けもいらん!」
「それで全部他は捨てるというなら、それでいいさ。好きにしろ。上杉は共倒れの道は選ばぬ」

「誰が一番笑ってないのだろうな、三成」

「私は、大丈夫です。ですから三成殿。どうか、傷を癒して下さい」
二度と言えない、たったふたつのことば

「 n o t  a g a i n , 」
A5/コピー/P20/三成×幸村/200円

清正たちとの離別の後、荒れる三成を前にして兼続や幸村が起こした行動と、それによってもっと追い詰められる三成の話。
わりとはっきりしたBAD EDじゃないかな、と思います。
三成は荒れているので、他人のことを思いやったりとかも出来ませんし、思いやる相手に対して苛立って墓穴掘ってるという、夏に出すのにすごく景気の悪い話。です。
でも一度書いておきたかったんだぁー!

コピー本なので、サンプルはなしです。そして表紙は再び「Zeque」の藤井さんにお願いしました!