「こういう感情にどう接すればいいかわからんのだ、俺は」
「そういうしかめっ面は俺たちの十八番。馬超さんは、思う通りにしてればいいと思うな。
…ま、こんな助言でそんな簡単に出来るなら、人生楽だけどね」
「若は強いもん。どんどん槍もうまくなっていくし、皆すごく嬉しそうに若のこと話すんだ。
でも俺は違う。俺の話になると皆困ったなって言うんだ」
「まぁ、そりゃあ他人事なんだけどさ。でも、俺たちもう十分味わってきたでしょ?
伝えられる時に伝えないと後悔するってさ」
「馬岱は俺のだから悪く言うなと何度も言った!」
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