「…士元も、俺には向いてないと思うかい?」 「そんなもん、あっしに聞くより自分でわかってるんじゃないのかい? おまえさんならね」 いつも頭の中で、聞こえている声がある。それはいつも悲鳴のようで、怒号のようで、耳にしじまのようにこだまする。
赤壁から成都攻略、徐庶が悩みながら劉備軍に合流して、ラク城でホウ統を助けるところあたりまで。 自分が本当はどうしたいのか、ずっと聞こえている耳鳴りの正体とともに悩みながら答えを得ようとする。 CP的な要素はありません。水鏡門下生三人が、厳しい言葉をかけたりキャッキャしてたりする本。わりとシリアスです。 表紙自分で描いてますが、内容は小説ですー。