「…もう曹操はいないのだな」
「うん」
「…仇討ちは終わった」
「そうだね」
「……俺は」
 馬超は言葉を濁らせる。
「…終わらない、と思っていた」
 絞り出すような声に、馬岱は何も言わずに頷いた。

感 情 論 の キ マ イ ラ 
A5/P44/馬超×馬岱/500円/2011.08.12発行

クロニクルモード、馬超列伝の潼関報復戦で曹操に勝利した後の話になります。
馬超はついに悲願だった一族の無念を晴らす。
だが、その先にあったのはこれまでの生きる原動力を失った現実と、周囲からの期待。
それらの前に、馬超は次第に情緒不安定になっていく。
馬岱はそれをじっとフォローしていくが、ある日、魏軍が再度侵攻を開始したという報せを受ける。

といった感じのシリアス。ただし二人はかなりベタベタしております。

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氷室えり、もしくは「nowhere」で検索すれば出てくると思います。